行くぜ九州快男児!
3月6日明日会おうぜ!

昨夜は、俺たち5人で駆け抜けたこの復活劇の最後のリハだった
約1年半だったのかな?
2009年の一発目、13年振りでスタジオに入った時には
殆どの曲を覚えているだろうと思って舐めてかかったら
始めて楽器を持った中学生みたいな演奏になり、自分自身驚いた
コレはヤバいと思い、テルに何度も付き合って貰い
2人だけでリハを重ねた
初心者みたくスグに指が腫れ上がりマメが出来た
だってそうだろう?俺以外はみんな現役で演っているから
曲は覚えてなくても楽器はチャンと弾けるんだし
そして、5人集まり全員で音を出した・・・
全員ヒドイありさまだった
自分たちの曲なのに
クラックのコピーバンドみたいな感じだった
カズキはそもそもキー(高音域)すら出なかった
ジュニアではそんな高音域のキーは殆どなく、
こんな高いキー曲のオンパレード、
果たして最後まで演れるのかなと言ってたのを思い出す
また、アイツは歌詞すら忘れていて、
歌詞カード見て覚えようばいと言ってた

テルも俺に久しぶり楽器持って大丈夫か?
本当にやれるのか?と心配してくれた・・・
そんなアイツも大したドラム叩けなく
自分でビックリしてた

フッカーは中でも1番努力したんじゃないかな
1番演奏も安定してたし、安心できた

バード?ライブ当日迄こいつ曲を覚えられるのか?
ってソレだけが心配だった
曲名言っても堂々と違う曲を披露してくれていた

2009年のライブ間際はほぼ毎日スタジオに入った
それで終わるはずだったのに、まさかの翌年のライブ
それでまた、終わりだったつもりが新曲を作っての寝ずのレコーディング
それに伴い、九州、大阪、名古屋遠征
本当にドタバタ劇場だった
そして、その騒動も明日で一旦終わる
カズキが酒のみながらもしっかり俺を見据えて言った
俺にとって最後のクラックのライブかも知れんばい
そう言うつもりで明日を望む
多分そうなると思うしね・・・
タイチローは出る事は無かったけれど、
電話でのレコーディングやビデオ映像で参加できた
身体を絞る為に毎日30キロ、
チャリンコ運動したのがまるで昨日のようだぜ
フッカーと数日前に九州ラーメン屋で酒を飲んで小一時間過ごした
フッカーが言った
あっという間やね
何か淋しくなるね
苦笑いで言ったアイツの顔は淋しさもあったが、
ヤりきった感が溢れていた
俺も淋しくなるけど一緒に演れて良かったばい・・・
よう、こんな曲数覚えられたね!
先ずおい(俺)は他のバンドでこんな曲数覚えられる自身はなかばい!と応えた
フッカーの笑い顔を見ただけで俺は演って良かったなと思った
そして、明日を迎える
明日は氣志團の翔やんが忙しさを縫って応援に駆けつけてくれる
今回始めて会話を交わしたストンピンのTOMが応援に駆けつけてくれる
カズキが男として仰ぐ三代目魚武濱田成夫さんが応援に駆けつけてくれる
20数年の付き合いの兄貴分ZETTのキャットやウルフが応援に駆けつけてくれる
レコーディングでも参加してくれた旧友、スネイルランプのタケが応援に駆けつけてくれる
ジゴロ13のゲンちゃんがステージに立ち、応援に駆けつけてくれる
ジョーアルコールのジョーが闘病後、一発目の復帰で同じステージに立ち、応援に駆けつけてくれる
徳間ジャパンからリリースする以前からずっと衣装を手掛けてくれていたB子さん、
数年前、CRACKの復活劇を見る事なく白血病でたおれたB子さんが天国から見守ってくれる
九州からは珍魚をしこたま贈ってくれたバンド、エスカレーターズと拓甫先生が遠くからヤジを飛ばしてくれる
スピードワゴンの小沢君がツイッターで応援してくれてると聞いた
ありがとう!
まちゃまちゃも名古屋まで遠征してくれた
明日も来てくれるのかな?
ニンジャマンズのムツミ君が明日チーム・クラックの監督として
ビール片手にケツを叩きに来てくれる
九州の悪友共も明日行くばいと言ってくれヤジを飛ばしに来てくれる
スタッフザマリアンが私たちは明日トバッチリをくわない様にと両手を合わせ祈る
そして、タイチローが遠く海を隔てた沖縄から
愛馬のポーを間違えて食べてしまった事を悔み
明日の成功を祈る
そして、遥々遠くから、また近辺から下北沢目掛けて皆が集まってくれる
みんなの思いは一つ
ドカンと行こうぜ!
明日待ってるぜ!

珍事
昨夜は東京のとある場所でリハだった
リハにはテル、フッカー、トリヤに俺いつものメンバーだ
そう、テル、フッカー、トリヤに俺・・・
あれ、テル、フッカー、トリヤに俺
ちょっと待てテル、フッカー、トリヤに俺
いやいやテル、フッカー、トリヤに俺
・・・
おい、1人足りないぞ?!
花月(カズキ)は何やってんだ?
いやいや、もうそろそろ家出てるはずやろ?
花(カズキ)に電話をいれた
トゥルルルゥ・・・
「ひゃひ(はい)」
「はい?って、何やってんだ?今日練習って知ってんのか?」
「なんろぅれぅりゃをうろい?(意味不明)ぅおろぅい(おい)ひゃくぅえのんろうくぅえん(酒飲んどうけん)
ひょうはいけんふぁい(今日は行けんばい)」
「は?」
「ひゃくぅえのんろうくぅえん(酒飲んどうけん)
ひょうはいけんふぁい(今日は行けんばい)」
通訳すると、今日は酒飲んでて行けないって言ってきやがった
3月6日まで今日を除けば他に1日しかリハが入っていない
取りあえずカズキ抜きでリハをやった
リハが終わりあいつの家に行ってみた
・・・
汚い豚小屋みたいに散乱した部屋でカタカタ
何かやっていた
俺は自分の目を疑った
見てはいけない現場をのぞいた気分だった
アイツに恐る恐る声をかけてみた
何しようとや?(何やってんだ?)
ああ、これは失礼
アイツはビールをしこたま浴びて、汗びっしょり、
指1本でポチポチパソコンでブログを書き込んでいた

あいつはリハをもすっぽかし
そしてブログを始めた
未知なる世界へ一歩踏み出した
http://ameblo.jp/kazuki-rights/
大丈夫か俺たち?
3月6日下北沢大丈夫か俺たち?
雨が降る夜中、帰りの車の中でひとりつぶやいた
リハにはテル、フッカー、トリヤに俺いつものメンバーだ
そう、テル、フッカー、トリヤに俺・・・
あれ、テル、フッカー、トリヤに俺
ちょっと待てテル、フッカー、トリヤに俺
いやいやテル、フッカー、トリヤに俺
・・・
おい、1人足りないぞ?!
花月(カズキ)は何やってんだ?
いやいや、もうそろそろ家出てるはずやろ?
花(カズキ)に電話をいれた
トゥルルルゥ・・・
「ひゃひ(はい)」
「はい?って、何やってんだ?今日練習って知ってんのか?」
「なんろぅれぅりゃをうろい?(意味不明)ぅおろぅい(おい)ひゃくぅえのんろうくぅえん(酒飲んどうけん)
ひょうはいけんふぁい(今日は行けんばい)」
「は?」
「ひゃくぅえのんろうくぅえん(酒飲んどうけん)
ひょうはいけんふぁい(今日は行けんばい)」
通訳すると、今日は酒飲んでて行けないって言ってきやがった
3月6日まで今日を除けば他に1日しかリハが入っていない
取りあえずカズキ抜きでリハをやった
リハが終わりあいつの家に行ってみた
・・・
汚い豚小屋みたいに散乱した部屋でカタカタ
何かやっていた
俺は自分の目を疑った
見てはいけない現場をのぞいた気分だった
アイツに恐る恐る声をかけてみた
何しようとや?(何やってんだ?)
ああ、これは失礼
アイツはビールをしこたま浴びて、汗びっしょり、
指1本でポチポチパソコンでブログを書き込んでいた

あいつはリハをもすっぽかし
そしてブログを始めた
未知なる世界へ一歩踏み出した
http://ameblo.jp/kazuki-rights/
大丈夫か俺たち?
3月6日下北沢大丈夫か俺たち?
雨が降る夜中、帰りの車の中でひとりつぶやいた
ROCK 'N' ROLL PEARL HARBOR

事務所が崩壊して数ヶ月立った
俺たちにはもう所属する事務所も無くなり、マネージャーや、
それまで、給料制で手伝ってくれていたローディーやスタッフも失った…
その時に残ってくれたスタッフは今でも手伝ってくれて本当に感謝している
専属事務所、専属レコード会社が無くなると言う事は
宣伝活動を狭い範囲内に限定される事で、
みんなにアピールする場所をかなり、制限された
俺たちはコレといった楽曲を作れず悩んでいた所、
タイチローと共同で"缶ビールとスゥエードシューズ"を作った。
91年の年末から休止していた俺たちは
92年6月、一発目に千葉は市川のCLUB GIOで、スタートを切った
久しぶりのLIVEでみんなにアピールする為に、みんなは知るはずもない
"缶ビールとスゥエードシューズ"を一発目に持ってきてLIVEをやった
新曲を一発目にやるのはリスクがあったが、
それが待っていたみんなへ俺たちからの感謝の証(しるし)だった
宣伝も今迄とは違って大きくできなくなっていたけれど、
まだみんなは待っていてくれた
俺たちは非力だけれど、自力ででも前進する事を決意した

カズキは久しぶりの起爆剤
ROCK 'N' ROLL PEARL HARBORを作りあげ、
徳間ジャパンのNさんの協力の元、日本コロンビアでアルバムリリースした
プロデューサーにサンハウスや、SHEENA & THE ROKKETSのベーシスト
奈良敏博氏を迎え、頭脳警察のパンタ氏に楽曲を提供して頂いた。
頂いた曲は生歌と生ギターでアバウトに録音されていた。
この曲に関してもリハをやる時間は全く無くて、
ぶっつけ本番でアレンジし、レコーディングをやった。
カズキが歌詞を書き"WILD CAT A GO-GO"というタイトルになった。
そのコーラスではフィンガー・ファイブのアキラとマサオに
"AM FINGERS"という名で参加して頂いた
ROCK 'N' ROLL PEARL HARBORの楽曲では
アナーキーの中野茂さんに参加して貰い、
ジェットボーイズのオノチンや、コモンズのグレイスが駆けつけてくれた。
そして、ピアノでは今回の新譜でも参加してくれた伊藤ミキオに参加して貰った
夜中のレコーディング、
オノチンとグレイスは女性もいる中、
そんなのはお構いなしにフルチン姿でマイクに向かい絶叫した
"ワッケンロー!パールハーバー!"
そして友人から新しく機材車を譲って貰い、 ツアーへ出向く為、
新たなローディとして荘七(そうしち)や、サックスのゴウを加えた

そして新たな航海へ出かける為に、数ヶ月間重く下ろしていた錨をあげた
俺たちは新たな友を武器にROCK'N'ROLL PEARL HARBORツアーを開始した
そして事務所崩壊

サードアルバムを出した頃、俺たちも楽曲が底を尽きかけて
次を考えたら背筋が凍りつく思いになってきた。
その頃から俺たちは楽しみの給料日に給料を貰えない事が増えてきた
貰えてもその給料袋には必ず金融会社の名前が印刷してあった
○○ローン、○○ファイナンスの袋だった。
ボスはいつもタフでどんな有名な事務所の社長や、
業界人にも物怖じせず、機関銃の様なトークで相手を圧倒した
そのボスが力のない声で言った
君らも楽曲も底を尽きかけてきたし、ただガムシャラにやってきたけれど、
僕が思う程のセールスには到達しなかったね
(ボスは何かと言えばチェッカーズを引き合いにだしてた)
どうだろう、ココいらで半年程休んでタイアップ
(販促の為にCMソングや、ドラマの主題歌などに起用してもらう事)
のみを意識した曲をつくってみないか?
俺たちはコレで忙しさから開放され、自分の時間ができると思ったら、
今にでも空を飛べるくらい嬉しくなった。
そがん(そう)でしょボス、
ちょっと時間が必要ですよ
ソレから幾月かが過ぎた
俺たちは疲れもあり、楽曲を作るのも飽き飽きしてた。
ソレでもリハをやったり、
MTRというポータブルレコーディングマシーンみたいのを買い、
思い付いたら、直ぐに録音して溜めておいた
(このおかげで今回の新曲を作る事ができた)。
しかし、同じ様な曲ばかりできて
コレだという決定的なもんを作れなくなってた
結成当時は色んなアイデアが浮かんだ
パンクのみではなく、オールディーズのリフや、
ドゥーワップ、モータウンビートを取り入れたり
俺たちは3歳児の子供みたく色んなもんを吸収した。
それが3枚のアルバムを出した時点で
アイデアがそんなに浮かばなくなった
・・・と言うよりは、そのスタイルのみに固執し過ぎて、
その枠を飛び越える事ができなくなってたのかな
カズキは同じ音楽には飽き飽きしていたらしく進化を求めていた。
その頃から機材車ではカズキはポーグスをしきりに聴くようになっていた。
ソレが今のジュニアの礎(いしずえ)となっている気がする
それから数ヶ月、ボスからは何の連絡も無かった
いつも利用していた練習スタジオの社長から
もう何ヶ月もスタジオ代が未払になってるけどと催促された
そして後輩のコジマからも"家出少年のメロディ"のプロモビデオ製作費を請求しているけど、
事務所から何の連絡もないけどと電話があった
給料さえ貰えず家賃も数ヶ月滞納していた俺たちにはどうする事もできなかった
数日後レコード会社のNさんから連絡があった
お前らの次に制作する多額のレコーディング費用をボスに渡してあるんだが、
使い込みしてレコーディングどころの話ではなくなってきた
多額の金?給料も貰っていないぜ?!
俺たちはボスに説明を求めた
ボスは借金で苦しみレコード会社から前借りしたお金を
借金に当てたりして使い込んだ事を告白した…
事務所は当時から多額の借金を背負っていた
ボスはその借金を返済できる程の魅力を俺たちに感じたんだろう、
俺たちに自分の人生の全てを投げ打った
青二才の俺たちは今まで恩に預かった事も忘れ、
自分たち自信の行く末の不安だけに駆られ
そんなボスを詐欺呼ばわりし、何とか返済しろと迫った
当然多額の借金をしているボスに貸してくれる業者は一つもなかった
俺たちは徳間ジャパンとの契約がまだ残っていたにも関わらず、
文字通り干された
ソレでも徳間ジャパン所属のNさんは
俺たちを違うレコード会社からリリースする事を約束してくれた
俺たちは切実に迫った現実を受け入れざるを得なく、
自分たちだけの先行きのみしか考えられずにソレを機にボスとは縁を切り、
次のリリースの為にリハを続けた。
徳間ジャパンとの3年間の契約は切れ、
ゲームの駒は振り出しに戻った
俺たちが乗っかった船は座礁し、暗礁に乗り上げた
P.S. ボス、お元気ですか?

俺たちが着いて行こうと決めた大人はボスが初めてでした
いつか会えたら、酒でも飲んで次に航海するどでかい話しでもしたいですね
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